ウィルスバスター不具合に見た、早起きは三文の損?

 先日土曜日に起きた信じられないニュース、ウィルスバスターの最新版パターンファイルを更新し再起動するとCPU使用率が100%になり、システムが不安定、または稼働しなくなった問題で、原因はこのパターンファイルを配信したトレンドマイクロ社のフィリピンにある研究所が「動作チェック」を行わなかった事が判明した。(以下、Itmediaが配信したニュース記事のリンク)

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0504/23/news015.html

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0504/24/news001.html

 私もたまたま昨日の早朝(朝6時過ぎだったかな?)に使用しているウィルス対策ソフト(非バスター)の更新を行ったが、もしバスターを使っていたら昨日は原因追求と対策でまる1日潰れるところでした。ウィルス対策で私の使用しているウィルス対策ソフトの恩恵に与ったケースはほとんど無かったんですが、今回ほど「こっちを選んで良かった」と実感した事はない。

 まあ、それはさておき。問題を起こしたパターンファイルが配信された時間が日本時間の午前7時半過ぎ、問題が発覚し修正されたパターンファイルに戻されたのが同11時前だった事を踏まえると、このトラブルに見舞われた人は、日頃からウィルス対策に熱心で、且つ規則正しい生活を送っていた人、という事になるからやりきれないだろう。

 今朝新聞で拾い読みした記事では、某大型家電量販店ではこのトラブルに見舞われてお店にパソコンを持ち込んだ顧客に対し、「ウィルスによるトラブルと同額の費用(5800円)で対処した」という、笑うに笑えない話まであったそうな。記事は詳細に触れてなかったが、昨日の時点で適切な対処(セーフモードで起動後、問題となったパターンファイルを手動で削除、再起動後バスターを再度更新)が施されたとは思えず、おそらくOSごとHDDを初期化されたに違いない。お気の毒に。

 この問題は今のところ日本など東アジア限定でしか聞かれない。というのも、そこより西の中東やヨーロッパなどでは「就寝中」の時間帯であった事が幸いしたのでは無いかと推測。早起きは三文の得、という勤勉さがちょっとした幸福をもたらす事を例えた諺があるが、今回ばかりは三文どころか大損だったようで。ただ、この問題で不幸中の幸いだったのは「初心者向き」とされるバスターユーザーに、この問題の原因をいち早く突き止めた優秀なユーザーが居た事だ。まあ尤も、バスターのパターンファイルを更新してPCを再起動させた途端、不具合が発生したなら「そこに原因がある」と容易に推測出来るわけですが…PQ値が低い私だったら、TVでニュースを見るまでそれに気づかず悪戦苦闘していたもんと思われます。

 教訓。早起きは三文の得に非ず。果報は寝過ごして待て。

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