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zoom RSS 「一太郎 2016」発表!電子書籍作成に特化した期待の新機能とは?

<<   作成日時 : 2015/12/09 21:47   >>

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 来年2月に発売予定の「一太郎 2016」が発表されました。今年初めに書いた記事にもありますよう、日本語ワープロソフトとしてはMicroSoft OfficeファミリーのWord 2013より出来る事が多く、何よりEPUB 3.01に対応した電子書籍出版がこれ1本で一から作成出来る点は他に無い特徴となっています。とは言え、初めて使う人には些か不親切なインターフェースで、慣れてないと思うような電子書籍が出版出来ず困る事も多いでしょう。

EPUB作成がブラッシュアップ



 一太郎2015での電子書籍出版方法ですが、まずファイル→テンプレートを開く→EPUBの項目をクリックし、サムネイルと説明文を参考に出版したい形式のテンプレートを開きます。タイトル、サブタイトル(意見出し)等は後からでも編集可能なので、「ここから本文を入力します」と書かれてある部分を消してから好きなように本文を書き、章ごとにサブタイトルを付けて(その際ついでにツール→目次/索引→目次設定/解除で目次レベルを設定しておくと後で楽)、書き終えたら挿入→記号/リーダ/スペース→改ページでタイトルの前に目次ページを設定し、ツール→目次/索引→目次作成で指定した目次レベルと同じ数値のものを設定、反映させます。必要に応じて中扉(長文で章ごとに区切りたい際、章のタイトルなどをここに入れる。目次の設定ではこちらをレベル1にしてサブタイトルはレベル2に設定しておくと目次が分かり易くなる)や奥付(一般的には著者名や出版日などを掲載するページ)を作成し、ファイル→他の形式の保存/開くからEPUB保存(またはKindle/mobi保存)を選択し、表紙や出力する種類(デバイスに合わせて自動でレイアウトが変更されるリフロー型か編集した物と同じページ形態となる固定型を選択)などを設定して保存する、という結構面倒くさい工程を経なければなりません。表紙を自分で作成・用意しなければならないのもハードルが高く、お気軽に小説などを作成するツールとしてはまだまだ洗練されていないと言って良いでしょう。

 今度の一太郎2016ではそれらユーザーによる要望を受けたのか、「EPUB編集ツールパレット」と「表紙ギャラリー」が追加され、「EPUBテンプレート」も小説や広報誌、マニュアルなど20点(一太郎2015では12点)追加されました。テンプレートが充実しただけでも有り難いのに、専用のツールパレットと表紙ギャラリーで作業効率が大幅に向上する事が期待出来そうです。これさえあれば作家デビューするのに必要なのは想像力と創作意欲ぐらいで、思い立ったその日からオリジナル小説の執筆が捗る事は間違い無いでしょう。

学級新聞作成に「らくらく新聞テンプレート」が捗る!



 セミプロ向けのマニアックな新機能はさておいて、ユニークな機能として「らくらく新聞テンプレート」というのが加わりました。小学校などで学級新聞を作った記憶がある人も多いかと思われますが、一太郎2016ではテンプレートに沿って文章と写真を入れるだけで簡単にそれっぽいオリジナルの新聞が作成可能となりました。新聞タイトルの背景画像もテンプレから選ぶだけのお手軽さなので、必要なのは文章をレイアウト内に上手く納める校正力ぐらいでしょうか。Twitterなどの短文投稿サイトに慣れているなら冗長な表現や文章を要約する技術は自然と備わっていると思うので、最初は思うがままに文章入力し、レイアウトが崩れたり枠外に記事がはみ出してから改めて校正すれば簡単に作成出来るでしょう。何度か試行錯誤を繰り返すうちに正しい日本語力が上達する事は間違い無いので、国語の授業に個人新聞作成を採り入れるのもユニークかと思います(少なくてもダラダラ作文を書かせるより楽しそう)。

躍動感有るタイトル作成に「モジグラフィ」



 従来までは、タイトルや表紙作成時に「POP文字」ツールを用いて見栄えのする文字で装飾する事は出来ましたが、一文字ずつ大きさや傾き、色調などを変更するには、別途PhotoShopで加工した文字画像を挿入した方が簡単に思える程大変な手間がかかっていました。一太郎2016から搭載された「モジグラフィ」ではそうした手間を省き、100点あるテンプレートから選ぶだけで簡単にダイナミックな文字装飾が可能なだけでなく、一文字ずつ画像データになっている為、後から色や大きさ、透明度などを自由に変更可能で、まるで印刷屋さんに頼んだかのような美しく流動的なチラシや会報の作成が可能となりました。

その他の新機能



 一太郎2016で大きく変わったのは、昨今普及が進む新しいデバイスに対応した点にあるでしょう。「タブレットビューアー画面」では、作成した一太郎文章を手持ちのAndroid端末やiOS端末を用いて出先でさっと見せたり確認するのに丁度いい画面レイアウトとインターフェースになっています。一太郎上から直接「一太郎モバイルビューイング」サーバーにアップロード出来る点も便利でしょう。ただし専用アプリによる閲覧は可能なものの、編集が出来ない点とサーバーの利用権が2019年3月末までとなっている点は残念な点です。利便性を考慮すれば、Windows 10がインストールされた2 in 1タブレットを用い、使用期限が設けられていないクラウドストレージに保存するのが妥当でしょう。

 「写真切り抜き」機能も新しく搭載されましたが、こちらはまだPhotoShop Elements 10以降や最新の有料画像編集ソフトに搭載された強力な切り抜きツールには及んでいません。ですがそれ以前のPhotoShopやフリーの画像編集ソフトしかお持ちでない場合には、それらと同等の機能を有するようになったので、一太郎と画像編集ソフトの同時起動が困難な搭載メモリが少ない(32bit版Windows 10搭載の10.1型タブレット等)マシンでの作業効率は格段に良くなる事でしょう。

 ちなみに今回もJustMyShop限定の一太郎仕様Windowsタブレット「Windows Tablet Limited Edition II」が発売されます。2 in 1形態の10.1インチ1920×1200ドット、CPUにAtom Z3735F(4コア/1.33Ghz/最大1.83Ghz)、メモリ2GB、ストレージ64GBなので、昨年モデルより性能向上していますが、メインメモリ2GBなのがちょっと気がかりな点です。物はhttp://www.tekwind.co.jp/products/CLIDE/entry_12591.phpと同等品で、市場価格との差額を鑑みるとポイント分と一太郎登録ユーザー割引でお買い得になりますが、セット販売される一太郎はバージョンアップ版なのと、インストールするには別途USB接続のDVDドライブかUSBメディア版が必要となる点は注意が必要です。どうせ限定販売するなら一太郎 2016をプリインストール済みの方が手間が省けるけど、ライセンス形態がややこしくなるのと、SKU別にプリインストールすると出荷するまでに余計な行程が挟まれるという理由で同梱販売という形式に落ち着いたものと想像されます。

一太郎発売記念 Windows Tablet Limited Edition II
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密かに惹かれる「精選版日本国語大辞典 for ATOK」



 プレミアム限定ながら「精選版日本国語大辞典 for ATOK」搭載が個人的に最も驚かされたトピックでした。過去最大の語彙収録数だった「三省堂 スーパー大辞林・敬語のお辞典 for ATOKicon」の26万項目を上回る30万項目収録もさることながら、最新語彙や語句の成り立ちまで解説したボリュームのある内容はまさしく「大辞典」の名にふさわしいものとなっています。これさえあれば正しい日本語の知識が深まる事は間違いありません。ただこれだけが欲しいならATOK 2016プレミアムにも同梱されているので、一太郎要らない方ならそっちの方がお買い得でしょう。

ATOK 2016 for Windows
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結論:一太郎 2016はワープロソフトの枠を超えて統合日本語学習ソフトへ



 シェアの大部分を占めているワードやその他無料で使えるOffice互換のワープロソフトが沢山ある中、同じ土俵で勝負しても話にならないからなのか、今度の一太郎は電子書籍や新聞の作成機能、日本語大辞典をセット販売する事で「統合日本語学習ソフト」として独自の道を歩み始めたように感じました。勿論、本来の「日本語の文書作成」では他のワープロソフトより痒い所に手が届くようになっているので、互換性を気にしなければ個人で使うにはあらゆる場面で重宝するでしょう。

 今後の課題としては、タブレットやスマホユーザーに向けた「ライト」な使い方を同じソフトの一機能として提供するのか、アプリとして切り離して販売するのか、全体の売上としてはそちらの方が重要になってくると思います。折しもキングジムから8インチサイズの変形キーボード付きモバイル端末が発表されたばかりですし、出先で本格的な文書を作成する機会も益々増えてくるでしょう。とりあえずの解答として「タブレットビューアー」が実装されたわけですが、個人的にはATOKを含めたスマホ向けのライトなテキストエディタを一太郎本体とは別に開発し、ソフトの価格に含まれると「買い!」間違い無しです。

一太郎 2016|Just My Shop
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