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zoom RSS 【PCパーツ】APUとDual Graphics構築したくRADEON R7 250購入するも…

<<   作成日時 : 2015/09/04 21:38   >>

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 昨年組上げた夏用省電力サブマシンにプチ改良を施してみたいと常々考えていたのですが、当初予定していたSocket FS1b(AM1)向け次期APU「Beema」のデスクトップ用がリリース予定になく、さりとて今更上位版のAthlon Quad-Core 5350へ換装するだけではつまらない、昨年見送ったACアダプタ電源による更なる省電力運用が適当か、などと考えながら日本橋の電気街を巡っていた中、中古のRADEON R7 250(GDDR5版)が4千円台で売っていたので、ふとした思いつきでWindows 10のDirectX 12&Mantle、Dual Graphicsでどれだけパフォーマンスがアップするか試したくなり購入してきました。

 結論から言うと、この冒険は勘違いによる大失敗な買い物でした。まず第一に、Kabini(Athlon Quad-Core 5000シリーズAPU及びSempron APU)ではどの組み合わせでもDual Graphicsが構築できません。一応手持ちのMSI AM1IにはPCIe x16スロットが備わっていますが、メーカーの仕様表を確認するとDual Graphics(Hybrid CrossFire)への対応はNとなっていて、AMD公式サイトでもKabiniのRADEON R3との組み合わせは掲載されていませんでした。つまりGCN世代のいかなるグラフィックカードを挿そうとも、普通の拡張グラフィックカードとして認識されるだけなのです。現行品だとKaveri及びGodavariアーキテクチャのAPU(A10[A8]-7000シリーズ/A10[A8]-8000シリーズ)がDual Graphics対応APUとなります。詳細はAMD公式サイトにあるこちらのページの組み合わせ表でご確認下さい。

 次に私が購入したSAPPHIREの「R7 250 1G GDDR5 PCI-E MICRO HDMI/DVI-I/MINI DP LP(型番:SA-R7250-1GD5RLP03/11215-06-20G)」は、APUとDual Graphicsが構築できる「Oland」コアではなく、RADEON HD 7700シリーズと同じ「Cape Verde」コアのリネーム品でした。正確に言うと、RADEON HD 7750を新しいVBIOSへ書き換えてRADEON R7 250に見せかけているだけの所謂“地雷品”でした。地雷品はコアクロックが800MhzでROPユニットが16、SP数が512のもの全てで、他にも「SAPPHIRE ULTIMATE R7 250 1GB GDDR5」や「SAPPHIRE R7 250 1G D5 Eyefinity Edition」、「Club 3D R7 250 Eyefinity 4」、「Club 3D R7 250 Low Profile」、「XFX R7 250E」がDual Graphicsに対応しない可能性が大きいです。※現在新品で販売されているものは、SAPPHIRE製のみとなっています。未確認ながら玄人志向の「RD-R7-250-LE1GB/D5/1ST 」やPowerColorの「R7 250 2GB GDDR5 Eyefinity 4 LP Edition」もコアクロックから判断してCape Verdeコアっぽいので避けた方が無難です

 上位版とされるRADEON R7 250Xや同250XEもCape Verdeなので、同様にDual Graphicsに対応していないでしょう。更に上位版のRADEON R7 260X、260もDual Graphicsには対応していないようです。ただしこちらはGCN 1.1世代の「Bonaire」コアでDirectX 12に正式対応(※一応GCN世代の全てのGPUはDX12の基本機能を享受出来るらしいが、手持ちのRADEON R7 250風の何かはWindows 10のdxdiagで確認したところ機能レベルが11.1までとなっていました。ただし「情報をすべて保存」で書き出されたテキストにはDDI Version: 12とあったので、一応基本機能だけはサポートしている?)しているのと、単体でもそれなりの性能を有している事、現在ロープロファイル対応製品が販売されていない点などから、例え誤認して購入しても「失敗した!」と感じる人は少ないと思われます。

 話を元に戻しますと、この製品、Windows 8/8.1 FeatureのUEFIブートを有効にしていると起動時にビープ音が3回(長1回、短2回)鳴ってLegacy+UEFIブート(CSMブート)に切り替えないと起動できないという、なんとも中途半端な製品でした。起動時間そのものは最速のUEFIブートと比較して2〜3秒長い程度ですが、今時のグラフィックカードとしては使えないと言わざるを得ません。ただ現状で補助電源無しのロープロファイル対応シングルスロットでは上位の性能なので、Windows 7を搭載したメーカー製のスリムタイプPCケースのアップグレードパスとしては悪くないとも言えます。むしろBIOSのセットアップメニューを頻繁に弄るのにFast bootは邪魔だからと敢えて無効にしている方も多く、この製品の特性が分かっている方なら問題無いと言えるでしょう。

Dual Graphicsには使えないがメーカー製省スペースPCでのアップグレードに最適か検証してみる



 というわけで、急遽Core i7-4770のメインマシン(Windows 7 Home Premium SP1 64bit)に取り付けてあったRADEON HD 7850を取り外し、今回購入してきたCape Verdeの似て非なるRADEON R7 250を装着し、どの程度のパフォーマンスが発揮されるのか手持ちのゲームでざっくり検証してみました。ちなみに各種ベンチマークスコアは巷に溢れているRADEON HD 7750のものと大差無かったので、今回は掲載を省きます。

シムズ3:最小27fps/最大193fps/平均108.39fps(※フルHD/詳細な区画表示以外全て描画オプションを最高設定)
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シムズ4:最小18fps/最大61fps/平均41fps(※フルHD/ウルトラ設定)
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FIFA 15:最小20fps/最大79fps/平均60.83fps(※フルHD/High設定/MSAA 4x)
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※何れもFrapsを常駐させた状態でゲームが始まると同時にベンチマークモードを起動し普通に遊びながら5分間計測した物
※シムズ3は途中でCASに入った為フレームレートが通常より高くなった可能性あり
※FIFA 15はMSAAをオフにすればほとんど引っかかりを覚える事なく普通にプレイ出来る
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 ざっくりと検証したのでざっくりとした印象しかありませんが、比較的軽負荷のゲームならRADEON HD 7850とさほど違わない感じでした(概ね40fps以上出ていれば違いに気付かない)。グラフィックオプションを最高設定にして、負荷の掛かる場面で少し引っかかりを覚える程度です。勿論、数値上では5〜50fps程確実に違ってくるので、より性能向上を求めるならば上位版のRADEON R7 250XやGeforce GTX 750Ti(※2スロット仕様)に換装するのがいいかもしれません。RADEON R7 250の中古販売価格は状態の良い完品ならば5〜6千円程度、R7 250Xなら7〜8千円程度(※ただしロープロファイル仕様品がほとんど市場に流通していない)、Geforce GTX 750Tiなら1.2〜1.5万円程度になっています。当面の間、補助電源コネクタの必要が無いロープロファイル仕様のグラフィックカードの新製品は販売されないと予想されるので、中古品はどうにも信用できない、という方以外ならCPU内蔵グラフィックやメーカー純正品からのアップグレードパスに最適かと思われます。DirectX 12対応でDual Graphicsを構築したい方は、上に挙げた製品以外のRADEON R7 250(SP数384/ROP数8)かRADEON R7 240を購入するのが安心確実です。

 この製品唯一のメリットは、消費電力が本物(?)のRADEON R7 250よりもやや低く、実ゲームプレイ中で80〜120W以下、最大消費電力も200W以下なのでNECや富士通(※カード長によってはCPUクーラーと干渉する恐れあり。ショートサイズ基板のロープロファイルでない製品の方がベター)のスリムデスクトップPCに装着しても電源容量を超える事はありません。ショップオリジナルのBTOマシンでも350W以上の電源を搭載していれば問題無いでしょう。

まとめ



  • 商品名にはRADEON R7 250とあるが実体はRADEON HD 7750のVBIOSを書き換えただけのリネーム品
  • Dual Graphicsには対応してない
  • UEFIブートにも対応していない
  • ロープロファイルの1スロット仕様の中では上位に位置する性能と低消費電力
  • 軽い3Dゲームなら問題無い
  • 件の理由により、IntelのCPUを搭載したメーカー製PCにはうってつけの製品


APU(A10 7800シリーズ)とDual Graphicsを構築したいなら…




メーカー製スリムタイプPCにグラフィックボードを増設したいなら…
NEC VALUESTAR GタイプL(Lavie DT)などからのアップグレードに。ただしOSがWindows 7以降で仕様表から最大消費電力が200W以上となっているものに限ります。取り付け時には必ず電源を落とし、電源コードを抜いた状態で行って下さい。取り付け方は同梱のマニュアルを参考にして、ドライバをインストールする前にコントロールパネルにあるプログラムのアンインストールを開き、「NVIDIA グラフィックス ドライバー」を選択し、「アンインストールと変更」をクリックしてください。同様の手順で「NVIDIA PhysX システムソフトウェア」、「NVIDIA HD オーディオ ドライバー」、「NVIDIA Virtual Audio」もアンインストールし、PCを再起動させるのを忘れないように。

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