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zoom RSS 【自作PC】セカンドマシン刷新。Core i3 2100T&MSI H67MA-E35レビュー

<<   作成日時 : 2011/06/24 22:35   >>

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 以前のエントリーで「この夏の節電対策にマイPCを省電力にする」なんて記事を書いたところ、家族共用のセカンドマシンが故障しかけている事に気づいてしまった。今回のエントリーではその発端となったマイPCのプチトラブルから、セカンドマシンのパーツ刷新までをお届けしたいと思います。

■事の発端。マイPCのAHCI化失敗■

 マイPCを最新省電力仕様のパーツに換装すべく、その下準備としてIDEモードで運用しているSATAドライブ(システム用、データ用)をAHCIモードに変更しようとネットで情報を集めて実行(レジストリの編集→再起動→BIOSでIDEモードからAHCIに変更)に移しました。

 ところがBIOSの変更を行った後、再起動をするとDISK BOOT FAILUREでWindowsが起動しなくなったではありませんか。やっちまったか、と試行錯誤する中、システムの復旧を行うのにWindows 7のインストールディスクが必要となり、それを読み込ませるためにセカンドマシンのDVDドライブを拝借しようとケースを開けたときに、マザーボードのVRM部にあるコンデンサが1つ噴火しているのを発見してしまったのです。

 余談になりますが、AHCI化失敗の原因はReadyBoost用のUSBメモリを挿しっぱなしにしていたせいで、これを外してAHCI化に挑戦したらあっさりと上手く行きました。それとセカンドマシンからDVDドライブを拝借した理由は、マイマシンのDVDドライブがWindows 7のインストールディスクを認識しなくなっていたからです。この経緯もあり、先のエントリーでご紹介したパイオニアのBDR-206JBKを購入したというわけです。

■セカンドマシン再構築。その1:パーツの選定■

 セカンドマシンは主に私と父以外の家族が使っていて、用途もメール、ネット閲覧、家計簿入力、デジカメからの写真の取り込み、BD/DVDの盤面印刷、年賀状の作成などに使われていました。このうち後者2つを除いた作業はこれまでのマシンでも全く力不足を感じる事は無かったのですが、画像ソフトを起動するとさすがに重たく感じていました。

 そこで何より求められる条件が「構築費用の安さ」であり、次いで「省電力性能」となります。具体的にはTDP35W程度のCPUで、画像編集などの用途にも耐えうる性能を有している事が挙げられます。当初は費用の安さと低消費電力からAMDのE-350シリーズを採用したM/Bを購入するつもりでしたが、ネットで情報を集めたところ、Sandy Bridge世代のCPUならアイドル時の消費電力が変わらないようで、CPUとM/Bで予算2万円以内を目指してパーツ選定する事にしました。

 この時点で私が密かに期待していたのは、AMDの新型APU(AMDが呼ぶところのCPUにGPUなど多機能を内包した複合プロセッサ。Accelerated Processing Unitの略)、LlanoことAMD Aシリーズでした。しかしデスクトップ用にリリースされる予定のものは全てTDP65W以上で、TDP35/45W枠を揃えるモバイル用のAxxxxMシリーズがデスクトップ用のM/Bで使えるかどうかの情報は見つかりませんでした(※現在判明している情報に寄れば、デスクトップ用はSocket FM1、モバイル用はSocket FS1で両者に互換性は無いものと推測されます)。

 省電力自作PC作成視点からAMDの残念な販売戦略に見切りを付け、人柱的見地に基づけば面白みに欠けるIntel Core i3 2100Tを選択する事にしました。M/Bはシンプルかつ安価、比較的耐久性の高い固体コンデンサ(日ケミPSFPSEPSCなど)と「がんばろう日本」的意味合いからルネサス製USB3.0コントローラ(D720200AF1)を搭載した、MSIの「H61MU-E35」に狙いを定めました。※写真は全てH67MA-E35からのもの

 その他のパーツには、東芝の2.5インチSATA HDD「MK5061GSYN(500GB/16MB/7200rpm)」とメモリにSanMAXの「SMD-4G68NP-13H-D(ELPIDA/2GB×2/片面実装)」と、やはり日本に関連したものを選びました。しかし結論から言うと、メモリはELPIDA TWNの刻印があり、HDDの製造国は中国と、期待したほど日本経済に貢献出来たわけではありませんでした。(※東芝もSanMAXも日本企業)

 メモリとHDDが特殊な為、CPUと合わせて秋葉原にある某ショップのネット通販で調達したんですが、M/Bだけはその時点で在庫が無かった為、某価格サイトで最安値を付けていた日本橋の某ショップまで買いに行きました。ところが探していた「H61MU-E35」が品切れ中で、少し高い別のショップを見たところ、SATA 6Gに対応した上位版の「H67MA-E35」とあまり変わらない値段だった為、2.5/3.5インチ変換アダプタとIDE HDDも使える玄人志向のUSB3.0対応外付けHDDケース「GW3.5PSP-U3」を最初に見たお店で同時購入しました。外付けHDDケースを購入した理由は、これまで使っていたIDE HDDから吸い出すのを忘れたデータを移行させる(かもしれない)のと、その後も有効活用させたかったからです。このケースについての詳細なレビューについては後日改めてお届けする予定です。

■セカンドマシン再構築。その2:取り外し&組み付け■

 まず旧環境の整理から。この中で新環境に使い回せるパーツは実質電源(マイPCのお下がり、SS-460HS/S)とケース、キーボード、マウスぐらいで、辛うじてIDE/SATA変換基板(実売1,200円程度)を通じてDVDドライブを使い回せるのみです。OSは旧環境のXPからアップグレードする形で以前購入したWindows 7 Home Premiumファミリーパックの最後のインストールチケット(1台目:父PC、2台目:マイPC)を行使しました。

 LGA1155はおろか、LGA1156やLGA1356すら触った事が無かった為、ソケットの開閉に少々手間取りましたが、CPU、メモリの組み付けはあっさりと終了しました。一点だけ、マザーボードのFront Panelコネクタだけは工夫が必要でした。Power LEDのピン配列が2ピンだった為、ケース付属の3ピンコネクタからプラス側のケーブルを引き抜き、真ん中に挿し直して難局を切り抜けました。マニュアルによるとインテルのフロントパネル規格に準じていると記載されていましたが、この互換性の無さは、ASUSのケースが古い(2006年1月製造)せいなのかMSIのM/Bが特殊なのかまでは判別できませんでした。【訂正:隣にあるJFP2に3ピンのPower LEDコネクタが挿せました。】ちなみにUSBとフロントオーディオコネクタはケース付属のピンをそのまま挿しても大丈夫でした。

 付属のSATAケーブルは6Gbps対応のものが2本ですが、3Gbpsポートに挿しても使えました。私が購入した製品はB3ステップ搭載M/Bだから無関係ですが、初期リビジョン(※H67MA-E35の初期リビジョンは日本国内未入荷)のP67/H67/H61チップセットでは3Gbpsポートで問題が発生するようです。どのみち6Gbps対応のストレージデバイスを所持していない為、素直にDVDドライブとHDDを6Gbpsポートに接続するという手もありましたね。

 電源投入後にメモリーエラーが出ましたが、BIOSからLoad Defaultを選んだところ何事も問題無く起動出来ました。デフォルトではCPUファンが喧しい為、Advanced→Hardware Monitorにある、「CPU Smart Fan Target」でしきい値50度に設定して、「CPU Min. Fan Speed(%)」で37.5%に回転数を絞って作動させたところ、付属のCPUクーラーでも静音稼働が可能でした。まあ、さすがにCPU温度が50度を超えると喧しくなるわけですが、普通の使い方をしていれば50度を超える事は今のところ無いようです。

 BIOSの設定で気になったのは、OverClockingの項目にある、「Long duration power limit(w)」と「Long duration maintaind(ms)」という項目です。マニュアルには簡単に「長時間稼働時のTDP電力制限を調整します。」「長時間稼働時の電力制限維持時間を調整します。」とだけ書かれてあり、想像ですがTB時のTDP制限に関する設定だと思うんですが、TBの備わっていないCore i3 2100Tでこれを弄ったところで、どうにもならない予感がします。ちなみに初期設定ではそれぞれ95、1000となっていました。

■組み上がったPC構成(太字が今回購入したパーツ)■

CPU :Intel Core i3 2100T(2.5GHz/S-spec:SR05Z)
M/B :MSI H67MA-E35
Memory:SanMAX SMD-4G68NP-13H-D(DDR3 1333/2GB×2/9-9-9-24/1.35V/片面実装/ELPIDAチップ)
HDD :TOSHIBA MK5061GSYN(2.5インチ/500GB/16MB/7200rpm/AHCI)
DVD :I-O DATA DVR-ABH4S(IDE−SATA変換基板:Jmicron製ブリッジチップ JM20330搭載/AHCI)
Card Reader:Owltech FA306
PSU :Seasonic SS-460HS/S
CASE :ASUS TA211
NIC :Aterm WL300NU-AG
OS :Windows 7 Home Premium SP1(x86)

■ベンチマーク、温度、消費電力■

Windowsエクスペリエンスインデックス

PCMark7(スコア詳細
2148

Super Pi MOD 1.5XS/1M
15.584s

CrystalDiskMark3.0.1

消費電力(ワットチェッカー実測値)
アイドル時:38W〜40W(Vdimm1.35V時は35〜36W)、負荷時(OCCT)最大65W(Vdimm1.35V時は63〜66W)

温度(室温28度)
アイドル時33〜36度、負荷時(OCCT/10分経過後)57度

※全ての省電力機能をENABLEにして計測。OS側の省電力設定はバランス。

 ネットやメール、簡単な画像編集など普通に使っている分にはCore 2 Duo E8500+RADEON HD 5770とほとんど違いは感じられません。OSの起動は使い込まれていない分、今回構築したセカンドマシンの方が早いぐらいです。システム用のHDDの速度はベンチ結果からも分かるとおり、2世代前(500GBプラッタ以前。およそ3〜4年前のもの)のデスクトップ用HDDと同じぐらいの性能のようです。体感的には現行世代のHDDとほとんど変わりません。

 今回3D系のベンチを採らなかったのは、使用者の実用途を鑑みたからに過ぎません。そもそもこのCPUだけで3DゲームやCGを楽しもうという人は居ないでしょうし。QSVを使ってエンコード実験をしても良かったんですが、生憎QSV対応のエンコードソフトを所持していない為、実施に至りませんでした。

追記:メモリ電圧をSPD規定値の1.5Vから1.35Vに下げてみました。memtest86+3週ノーエラー、OCCT1時間回しても問題在りませんでした。その他のメモリタイミングなどはAUTOのまま全く調整していません。

■総評■

 据え置き型PCで、高負荷な作業をしないのであれば節電には理想的な環境と言えます。Intelの Core iシリーズはどのモデルを導入してもアイドル時の消費電力は変わりませんが、負荷時の消費電力は設定されたTDPの枠内で推移する為、低TDPのCPUは無駄に消費電力が上がらないが故に、TDP65WのCore2世代CPUからの換装(電源&ケースを流用可能)にも適しているでしょう。ストレージデバイスにSSDでなく、ノート用の高速HDDを選択したのも、体感的にはデスクトップ用の最新HDDとそう大差無く、間違いではありませんでした。少なくても何年か使い込んだ私のPCよりOSの起動が遙かに速いです ^^;勿論、予算が許されるならSATA 6Gbps対応の高速SSDを導入すれば、このM/Bの機能が活かされると思います。

■オマケ:MSIのエントリー向けM-ATXマザーラインナップの主な違いについて■

H67MA-E45 V2:↓にIEE1394a、S/PDIF出力端子追加、メモリ最大16GB(スロット4本)、SFC採用、APS(※上手く機能しない模様)、Click BIOS(日本語あり)
H67MA-E35 :↓にSATA 6Gbpsコネクタ追加、メモリ最大16GB
H61MU-E35 :↓にUSB3.0コネクタ追加
H61M-E33 :USB2.0、SATA 3Gbps、メモリ最大8GB、日本製?固体コンデンサ

 それぞれの価格差が1000〜1500円程度なので、用途と予算に応じて機種選定をするのがいいでしょう。K付きモデルを購入し、オーバークロックをする方ならP67かZ68チップセットのDrMos採用モデルを購入するのが賢明です、というよりお金の無駄遣いになります。一応、H67/H61系M-ATX最上位には「H67MA-ED55」が控えてますが、E45 V2との価格差がおよそ4千円近く開くのと、更に1500円追加で上位の「Z68MA-ED55」が購入出来てしまう為、TDP95Wの上位版CPUを定格運用する以外には需要が無いでしょう。予算1万円程度でPCIスロットが不要ならH67MA-E45 V2を、8千円以下でSATA 6Gbpsポートが不要ならH61MU-E35をお薦めします。



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